[概要]

『２０２０ＣＥＳＡ一般生活者調査報告書～日本ゲームユーザー&非ユーザー調査～』は、「ＣＥＳＡゲーム白書」の基礎データとなる「一般消費者のゲーム利用・ライフスタイル」に関する調査結果をまとめたものです。

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　この度は、「２０２０ＣＥＳＡ一般生活者調査報告書～日本ゲームユーザー＆非ユーザー調査～」をご高覧いただき、誠に有り難うございます。

　昨今のコンピュータエンターテインメント産業を見渡しますと、ここ数年、継続的にいずれかのデバイス・プラットフォームでゲームをプレイしている「継続プレイヤー」が、安定的に４０%を超えており、ゲームが社会に広く受け入れられていることを改めて実感いたします。また間もなく登場する新型ゲーム機は、より一層リアルな映像描写やコントローラーの進化などにおいて、ユーザーの期待の高さがうかがえます。スマートデバイス関連では、「５Ｇ（第５世代移動通信システム）」の登場により多種多様な環境の広がりが見込まれており、ゲームにおける利用シーンも格段に増えるものと期待しております。中でも「ｅスポーツ」は代表例であり、低遅延による更なる質の向上や、ネットワークを介した競技参加はもとより、リアルタイムでの視聴の広がりなど、競技・観戦の両面から環境が整っていくものと想定されます。

　一方で、ゲーム障害をはじめとして、青少年の適切なゲーム使用が社会の関心事となりました。当協会ではかねて、本書によるユーザーのゲーム利用時間や、保護者が子どもの利用を制限できるペアレンタル・コントロール機能や年齢別レーティングの認知向上を目的として経年調査しており、今後も更なる普及向上に努めてまいる所存です。本調査での結果を活かし、引き続き、安心・安全にゲームを楽しんでいただくための取り組みを強化してまいります。

　当協会ではこれからも本書を通じ、多様化するユーザーの皆様の動向をご理解いただくためにも精度の高い、また業態範囲を幅広くとらえたユーザー動向調査を行ってまいります。私どもの調査を活かしていただければ幸いに存じます。

　最後になりましたが、今後もより一層内容の充実した調査を通じて、コンピュータエンターテインメント産業の振興と、我が国産業の健全な発展及び国民生活の向上に尽力する所存ですので、変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。