2019年7月22日

報道関係資料

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

「2019CESAゲーム白書(2019CESA Games White Paper)」発刊!

　一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA、会長:早川英樹、所在地:東京都新宿区)は、家庭用ゲーム産業の年次報告書『2019CESAゲーム白書(2019CESA Games White Paper)』(A4版、本文268ページ、税込価格7,560円)を発刊いたしますのでご報告申し上げます。本日より全国の政府刊行物取り扱い書店などで販売を開始いたしました。

　当協会では、1996年より、当白書等のコンピュータエンターテインメント産業に関わる各種データを調査・集計し業界内外に向け情報を発信してまいりました。

　『2019CESAゲーム白書(2019CESA Games White Paper)』では、「メーカー出荷量データ」のほか、「2019CESA一般生活者調査報告書～日本ゲームユーザー&非ユーザー調査～」よりそれぞれ一部データを抜粋し掲載しております。また海外市場の紹介として、海外の各調査機関の協力の下に推計しております。なお、本書は「日本語/英語同時表記型白書」として発刊しております。

日本国内の家庭用ゲーム(ハードウェア+パッケージゲームソフトウェア)市場規模は3,506億円。
ダウンロードゲームソフトウェア市場は174億円。

今回の調査の結果、家庭用ゲームの日本国内市場規模はハードウェアが1,710億円(2017年:1,924億円)、ソフトウェア(パッケージ)が1,796億円(2017年:1,942億円)、合計で3,506億円(2017年:3,867億円)であることがわかりました。また、別途ダウンロードゲームソフトウェア市場を推計したところ、174億円(2017年:168億円)であることがわかりました。

海外の家庭用ゲーム市場規模は3兆363億円。

　今回の調査では、海外の調査機関の協力の下、海外市場規模を推計した結果、家庭用ゲームの海外市場規模はハードウェアが1兆3,455億円(2017年:1兆3,475億円)、ソフトウェアが1兆6,909億円(2017年:1兆4,406億円)、合計で3兆363億円(2017年:2兆7,881億円)であることがわかりました。

2018年の国内ミリオン出荷タイトルは全4タイトル。

　2018年に家庭用ゲームソフト出荷実績のあったメーカーを対象に、2018年発売タイトルのうち100万本以上出荷があったタイトルを調査したところ、全4タイトルとなりました(*マルチプラットフォームタイトル/バージョン違いタイトルは複数で1タイトルとカウント)。このうち最も多く出荷されたのは「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(Nintendo Switch)で、2018年12月31日までに317万本を出荷しました。

日本国内のスマートデバイスゲームアプリ市場規模は1兆3,126億円。

　海外の調査機関の協力の下、スマートデバイス(スマートフォンおよびタブレット)のゲームアプリ市場規模を推計した結果、日本国内では1兆3,126億円(2017年:1兆3,192億円)となりました。エリア別にはアジアが最大の市場であり、国別には中国が世界で1位、アメリカが2位、日本が3位の市場規模であることがわかりました。

第５代会長・岡村秀樹氏による特別寄稿を収録。

　今回の白書では、2018年5月に退任した当協会第5代会長の岡村秀樹氏による特別寄稿を収録しております。また他の業界動向として、「エンターテインメントによる地域貢献・交流の取り組み～株式会社タカラトミーは葛飾区の『宝物』～」「インディーゲーム『RPGタイム!～ライトの伝説～』ができるまで」の2テーマを収録しております。